エクアドル人男性と付き合ってみて良かったこと

女性にとって一番大切と言えるかもしれない愛情表現が溢れている事と言えます。見知らぬ人からも「僕のお姫様」「お人形さん」などと声を掛けられる事が多々あるのですが(勿論完全無視)、現在の夫と交際していた時から今に至るまで私の名前を呼ばれる事はほぼなく、「スィートハート」「ダーリン」と呼ばれています。日本人と結婚していたら絶対無かったであろう愛情表現の豊富さには驚かされます。

 

愛情表現は言葉だけに留まらず、勿論外国人特有のスキンシップによっても表現されます。見知らぬ人との挨拶も男女間であっても握手から始まり、少し打ち解けてくると頬を寄せ合うキス、ハグをして挨拶します。道を歩いている時でも手を繋いだり肩を組んだりは普通の事、若者の間では路上で堂々とキスしている姿もよく見かけます。エクアドルに来た当初はスキンシップに慣れず戸惑いを感じていましたが、夫との関わりを通して、スキンシップは人間としての本質的に必要とされているものなんだと感じてきました。スキンシップを通して安心感が持てたり、感情を共有したりする事が言葉よりも伝わるものなんだと思えるようになってきました。

 

言葉・スキンシップによる愛情表現に満ちた日々を過ごす事で、女性として愛されている安心感を持つことができています。むしろ私の方が愛情表現を改善する努力をしなくてはとエクアドル人から学ばされる事が多々あります。もし日本人男性と結婚していたらと時々考える事がありますが、ここまで夫の愛情を受けて家庭に安らぎを感じていられたか疑問に思います。

 

また、エクアドル人はとても家族を大切にします。下手するとマザコンの域に入る男性も多くいるのが欠点ですが、大半のエクアドル人男性が特に母親を大切に思っています。日本では成人すると親から独立する事が一般的ですが、エクアドル人は結婚するまで家族と住み続けます。結婚してからも親と同居生活を続ける夫婦も沢山います(それが原因で問題を抱える夫婦も多いですが)。日本にいた時は親から独立した生活をしていたので、あまり家族との絆の深さを感じる経験がありませんでしたが、エクアドルで家族の在り方について改めて考え直す必要があると思いました。家族の支え・愛情があってこそ今の自分がいるという認識を持ち、密なコミュニケーションを取る事が必要だと考えさせられます。

 

エクアドルはまだ開発途上国でもあり、便利さも日本のそれとはとても比べものにはならないのが現状です。一般家庭では自家用車もスマートフォンもまだ稀に見られる程度です。でも生活がシンプルなだけ、人々はより大切なものに焦点を絞って今を生きている気がします。

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