イギリス人の結婚観は?何歳までに結婚したいと思ってる?

イギリス人の結婚観は、「愛情が無くなった相手と一緒にいる必要はないと考えている」ということに尽きると思います。

 

婚姻関係が継続していること、イコールお互いがその人と一緒に人生を過ごしていることに満足していることになると考えています。

 

結婚後も仕事を続ける女性が大半のイギリスでは、専業主婦は珍しいです。それだけに女性が「泣き寝入り」することがないといえると思います。

 

結婚生活がうまくいっていないけれど、経済的な事情で我慢するしかないという必要がないからです。子供がいてもいなくても、愛情の無い家庭で育つほうがよくないと考えている人が多いのかもしれません。

 

イギリス人の中では「何歳までに結婚する」というハードルは無いように感じます。結婚前に同棲して本当にうまくやっていけるのかをお互いに試すことが当たり前だからでしょうか。あせって結婚して後悔するほうが「時間の無駄」ということです。

 

そのせいでか、30歳を過ぎて「独身」という人でも過去に同棲経験があったりして「子供はいるんだけど」という人も多いです。もちろん、結婚して離婚してという人も多いです。

 

何年も同棲している人も多いですが、日本人女性の場合は滞在期間にリミットがあったりすると困ることになりますね。

 

宗教も関係あって、イギリスでは離婚するのは本当に大変なのです。「国王が離婚したいがために英国国教会を作った」というイギリスですが、それでも実際に離婚するのは難しいのです。

 

離婚の申請をしても、何回も「やり直す気はありませんか」「考え直しませんか」「本当に修復不可能ですか」というお役所からの確認・そのための冷却期間などが延々と続きます。

 

もちろんお金を払って弁護士さんを雇って手続きをさっさと進めることは可能ですが、それでも日本のように届け出てお終い、ということはありません。

 

離婚の際には相手の裏切りで離婚、ということになっても財産分与はしないといけませんから、それもややこしいことです。そういうこともあって、結婚には慎重にならざるを得ないところもあるのでしょう。

 

婚姻関係が続いているのにもう次の恋人とお付き合いしていたり同棲しているパターンもあります。

 

イギリス人の不倫に対する考えもペナルティも日本に比べるとずっと「理解がある」と言えるでしょう。つまり、「今の配偶者にもう愛情が無いのだから仕方ない」と考える人が多いのです。

 

だからといって不倫が奨励されているわけではありません。「今の関係を終わらせることなく次の恋愛をする人」はやっぱりどこかだらしない、とか信用できないと思われています。

 

ちゃんとした家庭なら自分の娘に「今の関係が終わる前から次の恋愛をするような男性は相手にしてはいけない」ということをちゃんと教えています。

 

でも離婚の難しさと財産分与の問題から、離婚はせずに夫も妻も双方新しい恋人を持っている場合もあるのです。双方了解済みなので、夫婦の間で問題はないといえます。

 

新恋人のほうも既婚者だったりして、もうびっくりすることもあります。どちらかといえば年配のカップルに多いようです。

 

離婚経験のある人が後ろめたい雰囲気を感じることもないかわりに、モテることもありません。ごく普通のことだからです。

 

外国人が「もう結婚はしたくないけれど、パートナーは欲しい」という人と付き合うと大変です。結婚の望みは遠い・滞在期限は近づいてくるとなって結局自然消滅してしまいます。

 

日本人女性がイギリス人と結婚する場合、ビザの問題は避けて通れません。現在、イギリスの移民に対する規制は非常に厳しいものになっています。これからもどんどん難しくなるでしょう。結婚による配偶者ビザの申請手続きについても複雑化・費用も高額です。

 

これらのややこしいことを彼がどれくらい協力的にサポートしてくれるかも問題です。イギリス人男性は「てきぱき」というよりは自分が納得するまで動かないという一面があります。

 

だから「どんなに大変なことでも彼女と一緒になるためなら平気」と思ってくれたらこれほど頼りになる人はいません。必要ならお役所とだってケンカしてくれるくらいです。

 

でも彼女のことを「そんなに努力してまで一緒にいたいわけじゃない」と考えていたら、彼のことはさっさと見限って次を探したほうがいいです。

 

「愛情の無い相手とは暮らせない」人たちですから、大変な手続きを乗り越え・高額なビザ代金を払って結婚した相手が「なんだか違う」では困るのです。

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