イギリス人の宗教は?

宗教はその国の文化や価値観に大きく影響を及ぼすものです。日本は仏教国ですがそこまで信心深い人はおらず、その実態は無宗教国家として世界でも度々話題になっています。しかし世界ではむしろ宗教国家の方が多く、日本はイレギュラーだと知っていましたか?イギリスももちろん国教があり、国民の八割は何らかの宗教を持っています。ではそんなイギリスの宗教、そしてイギリス人がもつ宗教感は一体どんなものなのでしょうか?

 

キリスト教国家、イギリス

イギリスは世界の中でも重要なキリスト教国家の一つで、イギリス国民の七割がキリスト教です。キリスト教の中にも宗派があり、キリスト教徒の六割が英国国教会派です。政治的な儀式、国民の文化にもキリスト教の影響を強く受けており、代表的なクリスマスなどが大々的に祝われています。

 

イギリス人は宗教に振り回された?

そもそもイギリスはヴァチカンから入ってきたキリスト教のカトリックが主流でしたが、15世紀のヘンリー8世の時代にローマ教皇と自身の離婚問題で揉め始め、その後カトリックと自流の英国国教会のどちらが国教かで度々政治的な争いが起きます。そして女王エリザベス1世の時代にイギリスの国教は英国国教会と定められました。このことからイギリスは宗教対立が度々国内で起きてきた国であり、宗教のことで市民の生活にも影響が出ていた国なのです。

 

現在のイギリス人の宗教観

現在、イギリス人の七割がキリスト教徒ですが、二割もいかない程度の人々が無宗教です。無宗教は若者を中心に広がりつつあるようで、キリスト教徒であったとしてもそこまで敬虔な信者は減ってきているようです。もちろん老齢の方などは長くキリスト教を信仰しているので、毎週日曜日の礼拝にはかかさず行くほど信心深い人が多いのも事実。これはイギリスだけではなく、日本はもちろん各国でも起きていることです。キリスト教の一家であっても、今では若年世代を中心に礼拝などの文化は廃れてきているのです。

 

筆者がイギリスにいた時に、受け入れ先が英国国教会のホストファミリーでした。ホストマザーが毎週の日曜日の朝にミサに出かけており、ホストシスターである娘さんについてくるように言い聞かせていました。しかし10台半ばであるホストシスターが一言、「今はもうそんな時代じゃないの」と言っていたのが印象深く残っています。このようにキリスト教のファミリーであっても、その宗教感が若者へ受け継がれているかは大きく変わってきているようです。

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