タイ人が抱いている日本へのイメージ・偏見

タイ人が日本や日本人に持っているイメージとは一体どんなものなのでしょうか?親日家が多いだけに悪いイメージはないと思うのですが、現地での日本人への印象を紹介してみたいと思います。

 

日本人は真面目で礼儀正しい

 

タイ人から見た日本人は、いつも礼儀正しく真面目に仕事をしていて、何事に対しても謙虚で遠慮をするイメージがあるようです。また日本という国に関しては、嘘をついたり、人を騙したりする人がおらず、慎み深く正しい行いをする人々が住む安全で清潔な国だと思われています。つまりタイ人は日本や日本人に関して、概ね好意的な感情を持っており、親日国と言えます。

 

以前は、タイ人が日本へ観光に来る際に取得する必要があった観光ビザが免除された事もあり、近年は日本への旅行がタイ人の間でブームになっています。旅行だけでなく、健康的な日本食はタイの都市部に住む若者や富裕層を中心に大人気で、タイの首都バンコクでは日本食のレストランや居酒屋が増える一方です。

 

またスーパーマーケットやコンビニでおにぎり、お好み焼き、焼き鳥、寿司、納豆などが売られているほどに、日本食は一般的になっており、広く知られています。そのような事からも、相対的に見て日本はタイ人に人気のある国の1つと言えるでしょう。

 

日本は裕福な国

 

未だに根強いのが『日本は裕福な国』という考えです。これはある面では間違っていないと思います。

 

というのも、日本からタイに赴任している人は、日本での給与を現地通貨に両替して支給されている場合が多いです。例えば日本で1ヶ月20万円くらいの給与をもらっているとします、これは現地通貨にすると約7万バーツとなります。

 

次にタイ人の給与ですが、ワーカーレベルで約1万〜1万2千バーツ程度、現場の責任者クラスで初めて2万から3万バーツ程度となります。こういう給与から見ると日本人の場合初任給でも20万円近くをもらっていることを考えると、タイでは非常に高給取りになります。

 

ちなみに、タイに住んでいる日本人の最低賃金は法律で5万バーツ以上と定められています。その為、同じオフィスで同じ時間、同じポジションで働いていても日本人とタイ人では給与が3倍以上違う事もあります。つまり観光客だけでなく、現地で生活をしている日本人も含めて、タイ人から見ると日本人はお金持ちなのです。

 

お金の支払いも良い日本人。騙しやすいとも思われている

 

日本人男性は金払いもよく、性格も優しいと評判が良く、タイ人女性に人気があります。日本人と結婚したいと思うタイ人女性は多く、実際、日本人とタイ人の国際結婚のカップルのほとんどは男性が日本人、女性がタイ人です。

 

逆に、男性がタイ人、女性が日本人のカップルは圧倒的に少ないです。理由の1つとしては、日本人女性はいい環境やいい設備を求めるので、何をするにもお金がかかりそうといイメージがあるようです。

 

また、タイには、日本人観光客も多いです。観光に訪れる外国人を客として商売をするタイ人の中には、日本人は疑う事をしないし、強く言ったり、しつこく言っても、ノーとはっきり断らないので簡単に騙せる、簡単にぼったくれると考えているタイ人も多くいるようです。

 

日本人とわかるとすぐに遠回りをしようとするタクシーの運転手や、いろいろな不幸話を持ち出して、なんとか日本人からお金をせしめようとする人も多いです。

 

確かに日本で普通に住んでいる限り、ぼったくられるという事はあまりないので、日本人はその点注意が必要でしょう。そもそも日本と比べ物価が非常に安いので、ぼったくられていてもおかしいとは気付かず、むしろ安いとすら思ってしまう日本人もいるのです。

 

また、タイだけではないのですが、東南アジア全般で日本人=お金の支払いが良い人たち、というイメージが定着しています。余程の悪徳ボッタクリ飲み屋やレストランでもない限り、日本人は入ったお店で少々高くても文句も言わずに支払いをすると思います(まぁ二度と行かないでしょうが)。

 

しかし、近隣の中国や韓国の場合、韓国は注文をする際にかなりお金にうるさく言い、支払いはしてくれるけど最初の料金説明などで非常に苦労をする場合が多いとのこと。中国の場合には、最初は何も言わずに注文をしますが、いざ支払いをするという時になって結構文句を言い始める場合が多く、にこやかに会計を進めるということが出来ない場合が多いそうです。

 

こういった国に比較をすると、お金の支払い非常に紳士的な日本人は友好的に迎え入れてもらいやすいです。

 

日本品質に対する神話

 

これもタイだけではなく東南アジア全般に言えることですが、依然として『日本品質は世界最高』という様な感覚が根強いです。この為タイの人たちも日本製の物、日本で購入したお土産といったものに対して憧れが強く、ちょっとしたプレゼントなどに100均の製品を買ったとしても非常に喜ばれます。実際には日本で販売している製品も、製造している場所は中国という場合も最近は多くなっているのですが、それでも日本で購入するものの方が「品質が良い」というイメージは崩れていないです。

 

日本という国に対する憧れ

 

タイのCMなどを見ると、日本行きのツアーの案内が結構多いです。HISなどが宣伝をしているということもあるのでしょうが、お隣の国への案内より多いと思います。これは日本の四季への憧れ、雪への憧れ、古く歴史がある建物に対する憧れが、そのまま日本へ行きたいという憧れになっているのだと思います。

 

また、以前は日本への渡航はビザの申請が必要で、それこそビザの取得に非常に苦労をするということがありましたが、現在は観光のための1ヶ月以内の滞在であればビザが必要でなくなったので、日本への憧れはさらに大きくなっていると言えます。

 

ただ、「日本は物価が高い」という事もキチンと理解しているので、日本へ滞在する際には金銭面でサポートしてくれる人を探している、という場合もあるようですが。

このエントリーをはてなブックマークに追加