なぜアメリカで日本の「アニメ」や「マンガ」が流行るのか

前回に引き続き、「なぜアメリカで日本の「アニメ」や「マンガ」が流行るのか」について記していきたいと思います。

 

(前回の記事はこちら⇒アメリカにおける日本の文化の象徴は、和ではなくアニメ

 

前回はその要因の1つ目として、「内容の多様性」をあげて説明しました。

 

それでは、2つ目の要因ですが、これは単行本の多さだと思います。

 

「アメコミ」は、もともと雑誌や新聞の一部で扱われていた様々なものを月刊誌として販売していることが多く、いわゆる日本の「少年ジャンプ」のような形でまとめられて販売されていることが多いです。なので、内容も1話ずつがたくさん入っているという形ですので、広く認知されるまでに時間がかかります。

 

しかし、日本の「マンガ」は、単行本化されているものが多く、今では電子書籍化も進んでいるので、いつどこででも自分のお気に入りの「マンガ」だけを読むことができます。

 

また、日本では全国色々な場所にあるコンビニエンスストアでも販売されているのですが、アメリカもそれに習って最近では数多くの書店で単行本を取り扱うようになり、このような身近な場所に「マンガ」があるという環境が、一層読書を喜ばせているのではないかと思います。

 

続いて、3つ目の要因ですが、これはアニメ化されているものの多さであると思います。

 

アメリカでは、現在衛星放送などで「日本のアニメ」をずっと放送している番組があるほどに、様々な「日本のアニメ」が放映されております。その数は、下手したら「アメコミ」のアニメ放送数より多いかもしれません。

 

「アメコミ」は有名になるとアニメ化よりも、どちらかというと「ハリウッドでの実写化」になってしまうことが多く、アニメとして放映される数は少ないです。日本でも、「マンガはアニメじゃないとその世界観が表現できない。実写化してしまうとたちまち面白くなくなってしまう」とよく言われていると思うのですが、これはアメリカでも同じです。

 

それではなぜアメリカではアニメ化をあまりしないのでしょうか。これはあくまでも憶測ですが、アニメの制作会社の少なさとクオリティの低さにあると思います。

 

私もアニメ関連の仕事をさせて頂く機会があり、その際にアニメ制作会社の人と話したのですが、アニメ制作はとてつもなく大変な作業なのだそうです。1秒間に何十・何百というコマを手作業で描いていく必要があるためです。

 

また、そのような作業は専門性がとても高く凄腕のアニメーターやイラストレーターでないとクオリティの高いアニメは作れないそうです。このような背景があるので、あまりアニメ化に手を出さないのではないかなと思います。

 

それでは、4つ目の要因ですが、これは「グッズ」や「イベント」の多さにあると思います。

 

「日本のアニメ」の関連グッズは本当に多種多様です。王道のフィギュアはもちろんの事、キーホルダーやバッジ類、スマホケースなどのケース類、はたまたアニメ内で使用されている音楽を集めたサウンドトラックCDや声優さんの歌が入っているCDやライブDVDなど本当にすごい量があります。

 

また、大規模なイベントも開催されており、日本で一番有名なのは「コミケ」ですよね。このようなイベントは海外の各地で様々なものが開催されております。

 

このように日本の「アニメ」や「マンガ」は一大ビジネスとして既に成り立っているのです。このようなプロモーション戦略の巧さも「日本のアニメ」が世界的に有名になっている一因であると思います。

 

最後の要因として、「ゲーム」の台頭があると思います。「日本のゲーム」も「アニメ」や「マンガ」に去るも劣らずとても有名です。

 

「ロクヨン」や「Wii」で有名な任天堂や「プレイステーション」で有名なソニーをはじめ、ハードからソフトウェアまで、「ゲーム」産業は日本企業なしには語れないと言っても過言ではないと思います。このような「ゲーム」産業と「アニメ・マンガ」業界がタッグを組んで様々なゲームを世に出しております。

 

最近では、このようなテレビゲームではなくスマホのアプリゲームの世界でも日本のアニメキャラクターを使用したものが数多くあります。一番最初に取り上げた「ポケモンGO」などもそのうちの1つですよね。

 

このように、子供から大人まで楽しめる「ゲーム」を利用して認知度を向上させているのは、日本のアニメがパイオニアであると思います。近頃は、「ゲーム」からアニメ化やマンガ化されるものも出てきているので、本当に両者の親和性がとても良いのだと思います。

 

今まで見てきたように世界的な日本のイメージは「和」というよりも「アニメ」や「マンガ」、「ゲーム」の方が強くなってきております。私は、このような文化も日本の文化として、プライドを持てるものだと思います。もちろん古き良き日本の伝統を感じられる「和」の文化も私は大好きですが、このような新しい文化も日本の文化として、私自身もっと発信していけたらなと思います。

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