イタリア人の宗教は?

イタリア人の宗教観について話す場合、その人の出身地が大きく影響するので、まずは大まかに南か北かを知る必要があります。

 

現在、「北に(ローマより北とします)住んでいても出身は南」の場合が多いので本人に聞いてみるのが1番です。親戚などがまだ南にいる場合には夏休みなどほぼ確実に帰郷するので、それでだいたい分かりますが。
大概南イタリア出身の場合には熱心なクリスチャン(実際はカトリック)です。信仰心が強く日曜日ごとにミサに行きます。胸にはクロス(十字架)、困ったときには神頼みという時代錯誤な程のクリスチャンでいっぱいです。

 

それに比べて北イタリアでは一応クリスチャンだけれど教会にも行かずお祈りもせず、形だけの習慣の人がほとんどです。それでも小学校や中学校の宗教の時間には参加して(出ない場合は別の宗教だと表明する必要があるので)最低限の知識は持っていますが。どちらかと言うと教養の一部と考えられているので。

 

実際、現在北イタリアで教会で結婚式を挙げるカップルは全体の半分くらいです。その場合にはカップルの一方が南イタリア出身なのがその理由です。お葬式はほぼ100%教会ですが、これは別の選択がないからです。

 

クリスチャン以外の宗教としては少数派ですが仏教や回教(イスラム教)、ユダヤ教またはエホバの塔やモルモン教などがあります。そのほかにも移民達の様々な宗教がありますが、純イタリア人達の宗教観とは言えないので省略しますが。

 

イタリア人にとって宗教は重要ですが、本当に信仰心があるかとは限らないのが特徴だとおもいます。
宗教を持つことが習慣であることと、宗教によって人種や国を分けるヨーロッパでは当然なことなのかも知れません。

 

私も機会があるごとに宗教を聞かれましたが、本当に信じているかは別にして仏教なのか神道なのかきちんと答えることが大切です。相手は興味本位よりもあなたの習慣や行動に対して宗教的敬意を払おうとしてくれているので、無信仰などの答には戸惑うからです。あくまでも習慣としての宗教で構わないので。

 

そしてもちろん、イタリア人の宗教に対しての敬意も忘れないようにしてください。例えば服装などセレモニーや特別な機会には分からなければ事前に聞いてみる方が無難です。当然、相手の家族にあう場合にも確認してみるほうが良いでしょう。

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