ドイツ人の結婚観は?何歳までに結婚したいと思ってる?

ドイツでは今、結婚や家族の形態が変わってきています。昔に比べて、結婚という法的拘束力で縛り合う関係を若者が避けるようになってきたのです。つまり今は事実婚という形が流行りというわけです。

 

なぜ結婚したくないのかと、彼女と同棲6年目のドイツ人男性に聞いたところ、離婚にお金がかかるからという答えが返ってきました。

 

というのも、ドイツでは離婚をする際に、お互いが離婚について同意済みであっても、弁護士を通す必要があるのだそうです。

 

さらに離婚に至るには、1年間の別居をしなくてはいけないのだとか。そしてやっと離婚ができても、元妻に経済力がなければ元夫は金銭的支援を続けなければいけないのだとか。

 

なるほど、たしかに最速離婚届1枚で別れられる日本に比べると、ドイツではかなり煩雑な手続きとお金がかかるようです。

 

さらに、ドイツでの夫婦の有り様も、今時はお互いに自立した関係を理想とします。お互い経済的に自立しているし、一緒に暮らすだけで幸せなんだから結婚なんてしなくてもいいでしょ、と考える若い人が多いようです。

 

フランスほどではありませんが、ドイツでも子供が生まれても結婚しないカップルが増えています。なんで最初から離婚の可能性なんて考えるのかと思ってしまいますが、ドイツの離婚率は聞いて驚く無かれ、年々増加傾向で現在では50%を超えてしまいました。確かに、これだけ離婚率が高いと、結婚をためらってしまうかもしれません。

 

逆に、結婚している働くドイツ人の奥様に、なんで結婚したのかを聞いてみたら、税金が安くなるからという答えを貰いました。結婚するにしてもしないにしても、さすが合理的なドイツ国民です。

 

ドイツでは、若者が家賃を節約するためにルームシェアすることが多いです。そのため気軽に同棲を始めやすい環境にあり、恋人同士になると一緒に住み始めるカップルも多いです。同棲をして、お互いに上手くいくかを見極めていきます。

 

そして、子供が生まれたタイミングで結婚する場合もあれば、そのまま事実婚状態で暮らす場合もあります。

 

若い人たちの間で事実婚が広まっているせいか、ドイツの平均初婚年齢も現在は晩婚化にあって、男女ともに30歳前後というデータがあります。

 

さらに「パッチワークファミリー」も増えてきています。パッチワークというのは、布片を繋ぎあわせて大きな布を作ることです。つまり離婚などを経た家族が、別の家族と結びついて新しい家族を構成することをパッチワークファミリーと呼びます。具体的には連れ子のいる再婚家庭のことです。

 

このようにドイツでは、伝統的な結婚観や家族観というのが急速に変わりつつあり、より多様化してきている現状です。

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