エクアドル人の宗教は?

大半のエクアドル人がカトリック信奉者です。中にはエバンヘリコというキリスト教の新興宗教的なものを信奉する人もいます。これも地方によって少し差があって、伝統的な雰囲気を保つアンデス山脈地帯では圧倒的にカトリック、海岸沿いでは台頭してきているエバンヘリコ信者も多くなってきています。

 

大半の人にとって宗教は大きな意味を持ち、当然彼らの生き方に影響を与えます。どの国でも同じだと思いますが、先祖からの宗教という事で教会に行かない名ばかりの信者も当然の事ながらいます。それでも日本のように宗教アレルギーを持つ人、無神論者はほとんどいません。

 

現在私達が住んでいる高地ではとても宗教色が濃く、事あるごとにマリア・聖人崇拝が行われ、爆竹を鳴らしながらかつバラの花びらをばらまいて偶像やイコンを持って街を練り歩く信心深い人が沢山います。仕事や学校に出かける前に親の祝福を求めてから家を出る人、教会の前を通りすがる度に十字を切る人も見かけます。このように毎日の生活の中に神の存在を認識しているのです。かたや、エバンヘリコは質素過ぎる身なり、地面に付くほどの長いスカートを着用する事で知られています。

 

今思うとマリア崇拝の習慣に基づくのかもしれませんが、エクアドル人は自分の母親をとても大切な存在として認識しています。他人の母親を馬鹿にするような事を言うと絶対に喧嘩が始まります。大人になっても母親に花束や小物をプレゼントし続けるのは当たり前のことで、恋人や配偶者と喧嘩するとまず母親の家に駆け込みます。このような文化なのでマザコンの男性が多くなるのは必然的な事と言えるでしょう。また男女間の問題でも互いの親が割り込んできて問題を更に大きくすることもよくみられます。そのような状況で義理の親と同居するとどのような展開になるか、手に取るように分かるでしょう。同居はお勧めできません。

 

敬虔なカトリック信者となると、当然家の中にも十字架に吊るされたキリスト像があったり不気味なマリアのイコンがあったりします。マリア像や絵の前に一日中ロウソクを灯す習慣のある家も見た事があります。今はあまりない話ですが、昔はこのロウソクが原因で火事になる事がよくあったようです。小さい頃からそのような環境で育っているので、もしそういった習慣を持つエクアドル人と交際する時はこれらの物品を扱う時に注意が必要かもしれません。

 

カトリック信者はお祭りが大好きです。冠婚葬祭はもちろんの事、女の子の15歳の誕生日や卒業記念に壮大なパーティーをする事でも有名です。そしてラテン系のパーティーには必ずダンスが付いてきます。日本の文化には絶対にない習慣ですが、もしエクアドル人に早く受け入れて欲しいならダンスを学ぶことも必須になってきます。ちょっと気がある人から誘われると慣れない日本人としてはドキッとしますが、恋人同士でなくても何の気もなく誘ったり誘われたりして男女が踊ります。社交ダンスとは全く違うものなので、同じステップをずっとやっていればいいだけの簡単なものですが、リズムを体全体で感じ取れるようには少し慣れが必要です。

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