カナダ人の宗教は?プロテスタント?カトリック?

カナダは、元々フランス系移民の多い国であり、キリスト教の中でもカトリックが主流派です。ここは、アメリカと大きく違う部分です。アメリカはイギリス系のアングロサクソンが多いので、プロテスタントが一般的です。

 

アメリカとの比較になってしまうのですが、カナダでは、アメリカの様に毎週教会へ訪れて讃美歌を歌うような風習は特になく、老若男女問わず、あまり宗教的祭事には疎い印象です。もちろん、クリスマスやイースターなど、キリスト教ゆかりのお祭り事は、一般家庭でもよく行われますが、そこに宗教色というのは薄いのではないかなと思います。

 

また、カナダはアメリカ同様、移民国家ではありますが、アメリカの様にいろいろな地域から移民を受け入れている訳でもないので、イスラム教やヒンドゥー教、仏教などの他宗教の信仰者は、少ないです。

 

歴史的に見ると、奴隷制を採用していた時期もないので、アフリカ系黒人などの子孫も少なく、ヨーロッパ系の白人社会が根付いている国です。

 

強いて言えば、1997年の香港返還時に、大量に香港人の移民が流入してきており、特に西海岸地域の大都市であるバンクーバーは、地元で「“ホン”クーバー」と言われているくらいに香港人が多いというくらいで、それ以外の移民者はほとんどがヨーロッパ、特にフランス系移民です。なので、宗教対立も特になく、また他者の宗教について干渉することもないので、比較的宗教色が薄い国となっているのだと思います。

 

少し話は逸れてしまいますが、「そんなに白人が多いと、有色人種は差別されるのではないか?」という疑問を持たれる方が多いので、ここについても記したいと思います。

 

確かに、カナダの人口の大半は白人であり、私たちのような黄色人種や黒色人種などの有色人種は、とても少ないです。しかし、元々カナダに移って来た人々は、ヨーロッパでの苦い宗教対立や白人間の人種格差に嫌気がさして移民してきたので、宗教や肌の色に関する違いについてはとても寛大な国民性です。

 

よく、イギリス系の国家(カナダも、エリザベス女王を国王とするイギリス連邦王国の1つです)は、「白人至上主義で人種差別が未だに強い」と耳にすることが多いのですが、カナダは先のような歴史的背景もあり、差別的なことは少ないようです。なので、気負うことなく、カナダ人と接していくことが出来ると思います。

 

特に単一民族である日本人は、宗教についてあまり深い知識がない方が多いと思うのですが、そのような日本人でも気兼ねなくお付き合いができる国民性をカナダ人は持っていると思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加