アメリカ人が抱いている日本・日本人へのイメージ・偏見は?

アメリカ人が抱いている日本・日本人へのイメージ・偏見については、来日経験のあるアメリカ人とそうでない人との、日本に対するイメージの差は激しいと思います。

 

来日経験のあるアメリカ人が持つ日本・日本人へのイメージ

 

日本に滞在していたアメリカ人に聞くと、日本人は「礼儀正しい」「謙虚」「勤勉」などの良いイメージがあり、日本の製品(特に車、アニメ、ゲーム、家電)に対しても「ハイテクノロジー」「良質」「長持ち」「緻密」で「古いものも十分楽しめる」といったような好印象をもっている人が多いです。

 

マンガ・アニメ好きや車好きのアメリカ人に出会うと、やはりその分野における日本の素晴らしさを熱く語ってくれます。

 

東日本大震災のニュースを見た人は日本人は「国民性が高い」、「知らない人にも敬意を払う」、「争わない」といった、メディアで報道された良いイメージをそのまま持っているようです。

 

ハリウッド映画「ラストサムライ」に感銘を受けた主人の場合は、日本の「天皇崇拝の精神」や「忠誠心の高さ」、「目上を敬う態度」などを日本独特の尊い文化だと言います。日本は歴史が深く、文化が多様な国なので、本当に日本好きな人は、表面的な日本文化ではなく、その根底にある日本人の思想に興味を持つようです。

 

もちろん、来日して抱いた悪いイメージもあり、「他人事に干渉しない(見て見ぬふりをする)」「プライドが高い」「失敗や負けることを極端に嫌い、挑戦しなかったり争わなかったりする」と話すアメリカ人もいました。

 

日本に来たことがないアメリカ人が持つ日本・日本人へのイメージ

 

日本に来たことがないアメリカ人のイメージは、とても曖昧なものが多いですし、戦後のステレオタイプをなんとなくそのまま持っている人もいます。

 

日本は未だに「男尊女卑」だという考えがあるのも事実です。コメディ映画「テッド(2012年アメリカ公開版)」の中で、日本人男女のニュースキャスターが登場する場面があるのですが、本番中に女性が読み間違えたことに男性が腹を立て、なんと怒鳴って平手打ちをし、女性はそのまま倒れ込みます。

 

私にとっては目を疑うシーンでしたが、アメリカの映画館では爆笑が起きていたので、日本人に対する男女間格差のステレオタイプが、今でもアメリカに残っていることがわかります。

 

アメリカのコマーシャルやアニメにも日本だけでなく各国のステレオタイプを使ったジョークが使われていますが、実際、日本のイメージは「スシ」「ニンジャ」など断片的なものが多く、言葉だけが一人歩きしているものもありますし、アジア諸国(特に中国)とのイメージの混同もよくあります。

 

アメリカで制作されたアニメに登場する侍がカンフーの達人だったり、日本語教育番組のキャラクターが赤い服を着たパンダなのも違和感があります。

 

このように日本・日本人に対するイメージは様々ですが、日本に来て印象が変わるアメリカ人も多いですし、それは私たち日本人も同じです。それだけ文化が違う国同士なので、やはり深く付き合うことでイメージを見直していくことも大切だなと感じます。

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