アメリカの宗教事情・アメリカ人の信仰心は?

日本人の感覚にない欧米人の文化として、欠かすことのできないものに「宗教」があります。

 

私も日本人を見ていて不思議に思うことが多いのですが、日本人は、初詣に神社へ行き、結婚式はチャペルで行い、葬式は寺で行うという様に、その時その時に合わせて、信仰する宗教を変えることが出来ますよね。

 

まぁ、実際のところ、特定の宗教に対する信仰心が、あまりないお国柄なので、そのようなことができるのですが、殊にアメリカなどの欧米では、絶対にありえない行為です。

 

アメリカは、ゴスペル文化の先駆けとして有名なほどに、クリスチャン(主にプロテスタント)が多い国です。ただ、多民族国家ですので、多種多様なバックグラウンドを持った人々が暮らしています。

 

もちろん、仏教徒やイスラム教徒、ヒンドゥー教徒など様々な宗教が信仰されています。

 

クリスチャンについてフォーカスすると、アメリカは興味深いことがあって、日本人のイメージするキリスト教と言えばヨーロッパをイメージする人も多いのではないでしょうか。そして、敬虔なクリスチャンは、毎週日曜日になると教会へ行き讃美歌を合唱する、そのようなイメージを持たれていると思います。

 

アメリカは、別名「自由の国」と言われており、宗教と政治がはっきり分離している国なので、「今の時代、無神論者が多いのではないか?」と思われると思いますが、実はヨーロッパ人やお隣のカナダ人以上に、敬虔なクリスチャンが多く、毎週日曜日には必ず教会へ出向く人がとても多いです。

 

もちろん、それだけ信仰心が強いので、宗教による縛りも他国に比べて強い印象があります。例えば、特殊なキリスト教ですと、「他宗派または他宗教の人とは結婚してはならない」という教えが未だに根強く残っている地域もあるくらいです。

 

これほどにまで強い信仰心を持っているので、他宗教の信者に対しての風当たりも強いのが、アメリカの宗教の特徴である気がします。それこそ、今はアメリカの次期大統領候補に立候補しているドナルド・トランプ氏の発言(「全てのイスラム教徒のアメリカへの入国を禁止しろ」など)を見れば、よくわかるような気がします。アメリカは、あのような時代錯誤の発言に対しても、乗っかってくる民衆がいる国ということですね。

 

一つ注意が必要な事として、殊にアメリカでは、無宗教であることは決して良いこととはされていないということです。ヨーロッパや他の国々では、無宗教と言うと、「何にでも柔軟に対応できる人なんですね」と好印象を持たれることもあるかもしれませんが、アメリカでは無宗教はあまり良いこととされていないので、「なぜ宗教を持っていないのか?」と質問攻めに合うかもしれません。

 

まぁ、注意のしようがないとは思うのですが、無宗教の方々に対してのアメリカの一般的なイメージは、覚えておいても損がないと思います。

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